水俣産廃処分場計画は中止に! 水俣報告その1

さる7月15日から17日にかけて、東京自治研究センター主催の「まちづくりウオッチング」で水俣市を訪れた。水俣市は連日35度に及ぶ猛暑で、汗だくの毎日だった。
水俣の最近の課題は何といっても産廃処分場問題であったが、私たちが訪問する前月、6月26日、処分場を計画していた事業者が計画中止を正式決定し、各方面に通知した。現地では、写真のように立て看板もはずされ、ほっとした雰囲気であふれていた。

現地では、地元で反対運動の中心を担った下田さんのお宅を訪問し、お話を伺った。下田さんの手作りの地図や、写真がところ狭しと並べられ、その1つ1つに精魂込めて取り組まれた様子がうかがわれた。

地元の最大の関心は、何といっても湧水汚染の不安だった。
処分場の計画予定地からの湧水は、下田さんらの調査では21箇所。1日の湧水量は500トンから600トンもあるという。
写真は下田さんに敷地内にあった反対運動の事務所の前に置かれた水のみ場である。みんなで美味しい水をいただいた。

東京で「処分場計画中止」の報告と乾杯の集い
計画中止の報告と乾杯の集いが東京で開かれる。「東京の皆さんへのお礼」と今後にむけた話し合いの会になる。
■ 日時:7月31日(木)18:30会場 19:00〜21:00
■ 会場:文京シビックセンター26階 スカイホール
 丸の内線「後楽園」、「南北線・都営三田線・大江戸線「春日」、各2分
■ 上京団:宮本水俣市長ほか、「水俣の命と水を守る会」「水俣に産廃はいらない!みんなの会」の皆さん
■ 参加費:2000円(飲み物、軽食つき)
■ 主催:7・31東京の集い実行委員会
■ 事務局:久保田 03-3312-1398(昼:留守電、FAX兼)
 メール:y-kbt@nifty.com