「体罰について自分の考えに従って手を挙げてください」
と学生78人に聞きました
予想はしていたもののこれから教育の世界に出て行く
人たちの中で体罰反対がたったの3人というのは
やはりショックでした
残り75人は何らかの理由があれば
例え消極的ではあっても体罰を容認するというわけです
『口で言っただけではわからないから』
『どうしてもという時は仕方がない』
しかしそれらは言葉と愛情で子どもに向き合えない
大人の言い訳です
大人の精神的未熟さを示しています
体罰は暴力です
暴力反対と言いながら体罰容認は矛盾しています
「体罰は愛のムチ」といいますが
ムチは体罰の一形態ですが苦痛と恐怖と屈辱感を
与えるものです
子どもを心身ともに傷つけ憎しみの感情を
芽生えさせます
ムチは愛と対立し幸福な社会を根底から
破壊する行為です
『自分が嫌だったことは他人にもしない』
という単純で明快な考え
この基本を心に留めるべきではないでしょうか
大人の仕事は幸福な社会の構築です
子どもが幸福に生きる社会を作るためには
体罰の禁止が必須です
私たち大人は子どもの力を信じ
同時に自分たちの言葉の力を信じたいと思います
<ホウセンカが咲いています>