自己紹介その7&レポート

名前:テジ@東京
住まい:東京都世田谷区
好きな銭湯:いつも行く銭湯

ご無沙汰してすみません。引っ越してようやくPC環境を整えましたので、突然ですが復帰させていただいてもいいでしょうか。
生活上の銭湯経験は長いのですが、あくまで一利用者ですし、仕事&趣味「まちづくり」の助けを借りて、東京の銭湯とまちのことを「銭湯のあるまち」として時々レポートしたいと思います。

さっそく第一回は「石川台の同潤会洗足台第二住宅と稲荷湯を訪ねて」です。

東急池上線石川台駅を降りると、駅前の希望ヶ丘商店街が賑わっています。めざす稲荷湯はこの商店街からも行けるのですが、あえて商店街と呑川の間の住宅街の小道をたどりました。交差点が十字路でなくわずかに食い違い、見通せないために、かえって行く手の期待が高まります。よく計算された住宅地の設計ですね。緑が多く左右に落ち着いた戦前の木造住宅が点在します。
 
石川台は地元組合による区画整理(耕地整理)で開発された戦前の分譲住宅地で、昭和ヒトケタ時代の木造住宅が、まとまって残っています。駅や稲荷湯に近い方が池上電鉄の分譲住宅、丘の上の方にある門、塀、玄関などの意匠が魅力的な住宅は同潤会洗足台第二住宅ではないかなーと思います。

そして何本目かの道の正面にいよいよ稲荷湯が見えてきました。稲荷湯自体はビル型で、煙突もビルと一体の高くないものです。新しいだけに内部は清潔感があふれていて、すごく気持ちがいいです。

また、この銭湯の特徴は都指定の温泉であることです。ちょっと黒っぽくて温度は低めです。電気風呂はありませんが、ジェット、サウナなど設備は充実しています。若干狭いためでしょうか、洗い場の一部は左右に仕切りがついていて、隣の人に湯がかからず、また洗っている方の横も通りやすい工夫のように感じました。

稲荷湯 東京都大田区東雪谷3−30−14 東急池上線石川台駅から徒歩5分
15:30〜24:00 定休日 水曜
フロント方式 コインランドリ併設 サウナ(有料)