みなさん、残暑お見舞い申し上げます。
さて、風呂屋を専門とする工務店は、何軒かあります。
弁護士や税理士にも得意な分野があるように。
戦後、銭湯と共に社長一代で大きくなった工務店が何軒もあります。
私の風呂を設計・施工した工務店は、燃料油の卸しをしていた業者です。
風呂の建築に手を広げて成功した会社でしたが、バブルがはじけて
お決まりの倒産となりました。他の業者と違い、市場調査や新しい設備の開発
に積極的で、健康ランド風銭湯の流れを作った会社です。
しかし、その分コストに跳ね返ってくるので、他の業者より３割以上割高でした。
「元は、油屋のくせに・・・」と陰口をたたく風呂屋さんもいましたが。
昔の工務店は、設計図１枚とアバウトな所はありましたが、支払もアバウトでした。
十万単位の端数は切り捨て、支払はある時払いの分割、ちょっとした修理はおまけ・・・。
今の業者は、故障が直らなくても高額な出張費を請求します。
もちろん、当時は仕事の注文が途切れなく入って、資金的に余裕があったからではありますが。
そういう付き合いを何十年もしてきているので、それぞれの銭湯には長年決まった業者が、それぞれあり新規の業者は、なかなか入りにくい構図となっています。
続く・・・
