子どもがたくさん話した最後の一言は〜

感動のオリンピックも おわりましたね。
家庭の中で 共通の話題で 1番楽しく話せたことは
何でしたでしょうか?

さて、ある3歳のお子さんの話です。
T君のお父さんは
とっても家事や子どもの世話にもかかわってくれて
お母さんは 感謝をしているそうです。
絵本を読んだり、おむつの替え、洗濯も。
病気のあるお母さんを 支えてくれています。

ただ、・・・
お父さんの言葉のかけ方は 大人には通用するけれど、
子どもには少しきついように お母さんは感じていました。
育った家庭の影響も 感じるそうです。
優しさを シニカルに表現するお父さん。

たとえば 風邪をひいたときには
お母さんの家は「大丈夫?」と言いますが
お父さんの家は「薬を飲んで 早く寝ろ!」という具合いに。
家事の手伝いも 目線をあわせないで
どんどんやるタイプのお父さんでした。

3歳のお子さんは どう感じていたかと言うと・・
「お父さんは こういう言い方だから いやなんだ〜〜。」
それはたくさん たくさん お母さんに訴えたそうです。
自分が何を お父さんに言われているかは、わかっているけど
怒っているみたいだから 嫌に感じていることを
伝えたかったのです。
すっと そのことを 話して、もっと 話して・・

そして最後に 言った言葉に
おかあさんは びっくりしたそうです。

T君は言いました。 「でも、1番優しいのは お父さんなんだ。」

たくさん お父さんへの不満を口に出して
それを全部言葉に出しきってしまった時、まだ自分の中にあった感情は
お父さんは優しいという気持ちだったんですね。
自分で たくさん言いたいことを話したから、だから 言えたことと
わたしは思います。
最初から 心の中にあっても まだ気付いていなかった気持ちです。

たくさん 自分の気持ちを言える環境があると
その時 自分の中にある大きな感情だけでなく、
前から思っていることや 小さな気持ちも 言えることがあります。

何を言っても 最後に お母さんは 自分を抱きしめてくれることを
お子さんは経験から 知っています。
安心して 話ができますね。

自分の言葉で、お父さんは優しい!とお子さんは 話しながら
気がつくことが できました。
それは 親子にとって とても幸せなことと 思います。

あなたも じっくり 長く聞いてみませんか? きっといい事がありますよ♪