秋のごあいさつ:辻信一

辻信一です。今日からすっかり秋ですね。インド—ラダックへの旅から戻って今日で1週間、大学での講義も始まりました。エクアドル・ツアー中のみんなは元気かな。

学生たちとのスタディツアーだったインド—ラダックは、ほんとに盛りだくさんで、例によって—というのは、どうしてもぼくのやるツアーでは思い入れが強すぎて、盛り込みすぎになり、「えっ、どこがスローなの!?」ということになる—でも学生たちもみんな旺盛な好奇心でしっかりこなしてくれました。なんだかんだ言っても若者たちはたいしたもんです。

今回はラダックに入る前に、ヒマラヤのふもとにあたるデラドゥーンという町の郊外にあるナヴダーニャ農場に3泊4日で滞在しました。

これはぼくの敬愛するヴァンダナ・シヴァさんを中心とする農場で、農的暮らし、種子保存、インド型有機農業から地域自立やエコロジー全般、さらにスピリチャリティについて学ぶ学校でもあり、世界中からすごい人たちが訪れ、教え、学び合っているところ。世界中引っ張りだこのシヴァさんも、わざわざ夜行列車で駆けつけてくれました。

ラダックでの旅では、大半の時間をホームステイとキャンプと援農とトレッキングとセミナーと地元の若者たちとの交流や討論に割くという結構ハードコアなツアーで、これを学生全員が落ちこぼれなくサバイブしてくれたことをぼくは誇りに思います。ここで実感したGNHは、きっとこれからの彼らの人生の糧になる!(といいな)

デリーに戻ってからは、ガンジー記念博物館やタージマハル見物、買物など、ちょっとミーハーなことも・・・。(ヴァンダナと一緒の時のぼくが、顔をあからめて、ミーハーそのものだったと学生たちに笑われっぱなしだったけど)

詳しいことはまた、おりにふれて報告しますね。
では、みなさん、この秋もまたよろしくおねがいします。

辻信一