保育園でハチドリ出前授業その2

こんにちは、なまくるの宇野です。9月25日、ナマクラ会員・徳田さんの勤め先、都内の区立保育園で出前授業をしてきました。8月18日に続く、2回目です。出前授業の概要は以下の通り。

参加スタッフ:馬場直子、鈴木あゆみ、宇野真介
時間:午前10〜11時、対象:3〜5歳児40名強
プログラム:
 1)スタッフ紹介
 2)とべクリキンディ合唱
 3)ハチドリの紙芝居
 4)年少、年中、年長の3組に分かれての活動
 年少:3歳児、森を大切にする、わたしに出来る事(宇野)
 年中:4歳児、ゴミとわたしに出来る事(馬場)
 年長:5歳児、紙芝居の続きについて、園児作品発表(鈴木)
所要時間: 1〜3で約20分、4に20〜25分

私が担当した年少組では、紙芝居の感想を聞く事から始めました。

1)「火事が止まらなかったら、森はどうなるか」
2)「森がなくなる事への感想」
3)「木がないと困る?木で出来ている物にはどんなものがあるか」
4)「割り箸や紙を使い続けると、森がなくなる」
5)「森を大切にする事とわたしに出来る事」
といった流れで園児との会話をつなげる予定でした。

が、実際には、原料と品物の関係よりも、品物を無駄にするー>ゴミが出るという発想の方が園児にとってはとっつきが良かったらしく、途中で「ゴミを減らそう」という話に変えました。最終的には、「物を大切にする、無駄にしない」ということで、「食べ残しをしないできちんと食べよう」という所に落ち着きました。

先生方が随所で助け舟を出して下さったので、日頃保育園でタオルを使っている事の意味や袋持参で買い物に行く事についても話が出来ました。

活動後、担任の先生と話をした所、まずは、園児が身近に感じているゴミの話などから物や食べ物を大切にするという事を習慣付ける事が大切ではないかという意見をいただきました。自然資源を大切にといった話については、今後の積み上げで辿り着けるだろうとのことでした。

以下私の感想です。

全体については、2回目ということと、徳田さんが普段から働きかけをしているということもあり、非常にスムーズだったと思います。特に歌については、最初からみんな元気よく歌ってくれて、アイスブレークとしての効果もあったと思います。前回とは順番を変え、紙芝居の前に歌をもってきて正解だったと思います。

年少組との別活動については、園児の集中力などを考慮すると約20分という今回の所要時間で十分だったと思います。写真や物を見せながら話をしましたが、3歳または4歳になって間もない子供との意思疎通そのものが難しかったです。先生方が助けてくれてやっとまわった感じは否めず、対象年齢に合わせた手法を工夫しなければいけないと実感しました。

回数を重ねて働きかけをする事の、効果の一端を見る事が出来ましたが、より効果的な活動をする為には、普段園児と接している先生方との連携を上手にしなければならないと思うので、これは今後の課題として大きなものだと思います。

前回に続き、楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。(なまくる・宇野)