使用燃料の大転換!!!其の四/神田温泉

そもそもブリケットの元になる「おが屑」は、産廃として廃棄されていました。合板や材木を裁断した際、おが屑が出ます。
その裁断する機械を販売する会社が、機械を販売する際におが屑を固めて燃料にすることで廃棄費用を削減するという事をセールスポイントに機械の販売攻勢をかけました。ブリケットの引取先や配送の諸手続は請け負うという条件で。

機械販売会社は、名古屋の会社で、社長は3代目。エネルギッシュというか、口が上手いというか・・・。
もっとも、それくらいでないと関西まで出てきて飛び込みで営業攻勢はかけられません。

当時、ブリケットの引き取りを持ち込まれて、私も組合で紹介しました。しかし、当時は今ほど燃料状況が逼迫してしていませんでしたので、手を挙げるお風呂屋さんは、私も含めて一軒もありませんでした。

今年、昨年末に機械を納入した先のブリケットの処分先を探しに再三私の所に連絡がありました。ちょうど、代替燃料を考えているところだったので、これも何かの縁かと思い今回話に乗った次第です。
実際に、ブリケットを焚いているお風呂屋さんを紹介して貰って、見学。
釜の仕様もロストルというものが必要となり、改造しなければなりません。油炊きの場合、空気をファンで強制的に送り込みますが、廃材の場合は空気の取り込み口がいります。その為の改造です。

年末年始のオーバーホールを兼ねて、9月末釜改造の段取りをしました。
さあ、これからと言うときです。
取り次ぎを請け負った、その機械販売会社が倒産してしまいました。

 続く