Nプロジェクト実行委員会事務局の中平です。昨日に引き続き、とがび卒業生が「とがび」に戻ってきた作品を紹介します。
元美術部員で、現在北陸の大学生である学生の作品を紹介します。もともと文学志向の強い作者が、教室を一つ使って「あなたの、忘れ物は何ですか?」と問いかける作品を展示しました。「忘れ物は何ですか?」と教室で聞かれると、昔中学生だったときのことを思い出さずにはいられなくなります。そうなると、もう作品の世界に入り込んでいます。実際に、この作品では絡み合った毛糸の先には、鉛筆や消しゴムなどいろいろなものが「忘れ物」として隠されています。それを見つけた瞬間、誰もが中学生時代に戻っているのです。