ヴァオリンと語りによる『はなのすきなうし』を終えられて
マンロー・リーフ 文 バート・ローソン 絵 岩波書店
『はなのすきなうし』
・・・世界中で、どれだけの親子に愛されてきたことだろう。
親子参加のお二人が、繰り返し、繰り返し読んできたこと、
ぼろぼろになった絵本が、共に愛した世界を速やかに思い出させると
語ってくださった。
楽譜入手に至るお話の妙・・・出合うべくして出合ったことが分かります。
フェルジナンドのテーマ、お母さん牛の思い、コルクの木、蜂にさされた
フェルジナンド・・・お話を聴きながら音楽を楽しむって愉快!
1936年発行依頼、世界中の“花とおだやかな時”を愛する人々に
愛され続けてきた絵本。しかし、この背景には時代の深い苦悩と
闇との闘いのあったことも、心に留め置きたいと思います。
背景理解に 映画『パンズ・ラビリンス』 ギレルモ・デル・トロ監督
ご鑑賞をお勧めします。
もののわかったお母さんになりたい アブラ