韓国が投票インセンティブ制度を導入−外国の立法(国会図書館発行)

国会図書館調査及び立法局発行の「外国の立法」に掲載されている「韓国における政治関係法改正と第18代国会議員総選挙」が興味深い。
それは、投票率をあげるため、選挙管理委員会が投票者に対し国公立有料施設の利用料金を免除し、または割引する等のインセンティブ付与を策定できるよう規定したもの。また、交通が不便な地域に住む者や、高齢者、障害者等に対して交通の便宜を提供できるようにした。
日本になじむものかどうかは分からないが、その効果には注目したい。

『外国の立法』No.237 (2008年9月:季刊版)
主要立法(翻訳・解説)
アメリカ情報公開法の改正—2007年政府公開法
フランスにおける2007年移民法—フランス語習得義務からDNA鑑定まで
ドイツの連邦選挙法
イタリアのアグリツーリズム法
中国の障害者保障法について
ASEAN憲章の制定—ASEAN共同体の設立に向けて
オーストラリアの2008年小麦輸出マーケティング法案

主要立法(解説)
英国の新入国管理制度—移民の階層化と点数評価の導入
ロシアのメドベージェフ政権の政策動向
韓国における政治関係法改正と第18代国会議員総選挙

韓国における政治関係法改正と第18代国会議員総選挙http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/legis/237/023710.pdf