高校生と大学生の違い〜予備校の先生

寒くなりました。
だんだん 東京も 紅葉の季節に なってきましたね。

予備校の A先生に お話を伺う機会が ありました。
心に残ったことを 紹介します。

「高校と 大学の違いは何だと思いますか?」
高校は (与えられた教科があって) あらかじめ
問題が 用意されて、それを 解くことを学ぶところ。
一方 大学は、問題を 自分で探して
それを 解決するために 研究者になるところ
だから 自分が持った 問題を解くために 学ぶところ です。

高校でも 大学も 入試の面接では
「君はなぜ うちの大学(高校)に行くの?
大学で 何をやりたいの?」と聞かれます。
本当にやりたい事が 見えてきた時、
受験生は 急に 勉強に向かって 動き始めるそうです。

とは言え、動機が はっきり見つかる人は 少ないですね。
ですから、AO入試などでは

「身の回りを見て、問題を発見できるか、
学ぶ姿勢が あるか、
はっきりでなくても いいので、
仮でも きっかけでも いいから
その努力が できるか」 が大事になってきます。

実は、この事は 大人になっても 大事なことと 思います。
その気持ちを持てるように 子育てをしたいな、と
思います。

よく 小さい子どもは 一時期、
「どうして お月様は 動くの?」「どうして?」
と どうして?を たくさん 口にします。
その目線が 身の回りの問題を 見つける目 と思います。
周りのことに 目が向き始めて 興味や関心の芽が 出てきたところ。

その時期に ゆっくり向き合ってあげて
会話を楽しめて 一緒に考えたり
図書館に行ったら どんな子どもに 育つでしょう。

一方では、忙しすぎると、大人も 子どもも 時間に動かされてしまい
身の回りに 目を向けることさえ
忘れてしまいます。

秋の風の冷たさを感じる心、雲の流れを 見つめる心、
葉が落ちるのを不思議に じっと見ている心
育つべき何かが そこにはあるように 思います。

自分の人生の主役は 自分。
動かされないで 自分から 動きたいですね。
親は こどもに そのチャンスを 作ってあげることが
できるでしょう。
そこには 大きくなって、問題を自分で見つけたり
学ぶ姿勢に つながっていく道が あるように 私は 思いました。

お子さんとの関わり方を あなたは どうしたいですか?