現時点における財源不足見込額は、3,173億円−東京都の各局予算要求まとまる

さる11月6日、都の各局から提出された平成21年度予算の要求状況が公表された。

(1) 一般会計予算の各局要求総額は、6兆9,102億円で、20年度予算と比較し、542億円、0.8%の増となっている。
うち一般歳出は、4兆6,181億円で、20年度予算と比較し、2,044億円、4.6%の増となっている。
 また、現時点における財源不足見込額は、3,173億円となっている。(※)
(2) 特別会計と公営企業会計をあわせた全会計の要求総額は、13兆2,041億円となり、20年度予算と比較し、1,815億円、1.4%の減となっている。

※ 歳入のうち都税等は、税収未確定のため、現時点では法人事業税の暫定措置(法人事業税の一部国税化)による2,800億円の減収を除き、前年同額としている。

東京都は上記のように今年度、および来年殿の税収見込みを明らかにしていないが、神奈川県、愛知県、大阪府などは、軒並み大幅減収見込みであることを明らかにしている。東京都の21年度予算原案の発表は来年1月半ば頃と予測されるが、早急に今年度、来年度の税収見込みを明らかにすべきであろう。

東京都21年度予算の要求について
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KEIKAKU/2008/11/70ib6200.htm