前回の続きです。Part 2
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<彼女がビタミンB12について調べた結果>
ビタミンB12はビタミンB群のひとつ。
ビタミンB12が欠乏すると、貧血、神経障害、脳梗塞、神経線維の変質、回復不能の神経系への障害などが起きる。
欠乏はビタミンB12の摂取が少ないわけではなくて、それを吸収することに問題がある場合に起こることが殆ど。
小腸でカルシウムと共に取り入れるのに必要な成分が胃から出てるけど、それがない人はビタミンB12の注射などで治療するしかない。
ビタミンB12は体に少量(大人の体内で2〜5mg)だけ蓄えられている。
その80%は肝臓に蓄えられていて、ビタミンB12は肝臓から出てっては、また吸収され、また出て行っては吸収されることを繰り返す。
ビタミンB12が少ないヴィーガンのような人でも、ビタミンB12欠乏による問題が出るのは20年後くらいだったりするのは、この吸収するサイクルを繰り返しているから。
ビタミンB12を吸収するのに問題がある人は3年くらいで、症状が出てくる。
ビタミンB12は、肉、乳製品と卵に含まれる。
代わりに発酵大豆食品(納豆、テンペ、しょうゆ、みそ)や海草などからビタミンB12が摂れるというが、十分な量のビタミンB12が含まれていない。
スピルリーナや海苔などの海草にはビタミンB12が含まれていると言うが、
実はビタミンB12に似たもので、ビタミンB12ではなく、ビタミンB12類似体として知られる。
そして、このビタミンB12類似体は人間の体ではビタミンB12としては使えないもの。
逆にスピルリーナなどに含まれるビタミンB12類似体は、ビタミンB12の存在できる場所を奪ってしまって、ビタミンB12の欠乏に拍車をかける可能性があるという研究者もいる。
今のところ、植物からのビタミンB12の摂取は難しいというのが一般的な見方。
大腸にいる菌は、ビタミンB12を作ることができ、昔は、この大腸で作られたビタミンB12があるから大丈夫だと思われてきたが、
吸収するには場所が下のほうすぎて、無理だということが分かっている。
ベジタリアンはビタミンB12を乳製品や卵などから取れるけど、発酵食品のヨーグルトや高温殺菌した牛乳などはビタミンB12が破壊されてるのであまり意味がない。
どんな食品から取るか注意が必要。
マクロビアンやヴィーガンは?
Yeast extract(酵母エキス)、豆乳、野菜やヒマワリ油のマーガリンやビタミンB12を強化した食品、もしくはサプリメントなどで取れる。
彼女はサプリメントを摂る事に決めた。