Nプロジェクト〜さくらびレポート146 1年必修授業「触ると気持ちいい石鹸」

櫻ヶ岡中学校の中平です。立体表現では、彫る活動の魅力ははずせません。彫る楽しさとは、あの素材に方なの歯が食い込んでいく感触であったり、磨いたときの見違える輝きだったりします。今までは、そのような変えがたい魅力があったのですが、大理石などを使っていたため、楽しさや魅力にまでたどり着くことのできる生徒が少なかったと思います。そこで、彫刻の楽しさを味わうために、石鹸の彫刻を行っています。石鹸と言っても、牛乳石鹸が一番彫り心地が良いです。安易に削ることができ、磨くと大理石顔負けの光沢が現れます。これを使うことにより、ほぼ全員の生徒が、本格的な彫刻制作とほぼ同じ工程を学習し、彫る楽しさ、磨く楽しさを味わうことができます。
 しかも、「いい感触を作る」が、本題材のテーマ。表面的な要素にこだわることなく、自然に「抽象的」な形が出現してきます。完成が楽しみです。