子育てするって楽しい♪

講師の先生はベテラン保育士の方というので、
どんな人かなぁ・・と楽しみにして待っていました。
待ちに待ってお目にかかった佐藤さんは、見た目はふくよかで、
とてもあったかそうな、ちょっと、想像とは違って優しい印象を受けました。
ご自身の自己紹介から始まって、
実に多岐にわたってお話が繰り広げられたのですが、
だんだんと聞いていくうちに印象が少しずつ違ってきました。
ふっくらと温かく、見るからに優しいお母さんのように思えていたのに、
実は、これまでにとてもエネルギッシュに活動を続けてこられた方で、
いまでも毎日壁をぶち破りながら、
日本の 少子高齢化 と闘っていらっしゃることが、ヒシヒシと伝わってきたのです。
ニコニコと様々なエピソードを語っていらっしゃるけど、
現在の日本の問題点、子育てに関わる ひずみやしわ寄せなどに、
毎日 真っ向から向き合っているということが、だんだんはっきりしてきました。
子どもが成長するという当たり前のことが、今、とんでもない危機にある。
子どもと母親を取り巻く様々な問題に、とても骨太に立ち向かっているから、
熱くて、太い芯が、まっすぐに立っていると感じました。
実際に先生のお話は、深刻な問題を楽しく、前向きに語ってくださるので、
お話を聞いていて私も、もう一度子育てをしてみたいと思ってしまうほど魅力的でした。
おもちゃはすべて手作り、生活の中の廃品でできていて、
先生にかかると、捨てるものは全くなくなってしまい、
何もなにも、みんな魅力あふれるおもちゃに変身してしまいます。
こどものおもちゃは 工夫の余地を残すこと、想像しながら遊べるものがよいおもちゃということでした。
びっくりしたのは、ゼロ才の赤ちゃんから、年長児までがいっしょにいるのに、
小さいビーズやつばきの実など口にいれてしまうようなもので遊べるということ、
また、ロープのような長いひもも遊び道具で、へびになったり、犬のお散歩に
なったりするということでした。
今は、事故が怖くて、こどもたちから遊び道具がどんどん取り外されているのですから、驚きです。
それだけ、先生の園では保育士さんが、きちんとこどもを見ているということですよね。
最後に、社会の現状はこどもをどんどんだるま状態にしていく・・・
つくづく、日本の将来が憂えます。

 もういちど子育てしてみたくなった翔より