こどもの正気な言葉と表情 〜

友人と美術館へ行った帰り道、ヘブンアーティストの
若い青年のジァグリングを見ました。
大勢の知らない人の前に立って、
「僕、ほんと 精一杯がんばります!
お客さんがいる時だけが、人に囲まれて 安心できるんです。
いつもは 孤独なんです・・。」
その彼の声は 生き生きとして 正直でした。 

さて、テレビで 仕事で忙しいお母さんと6歳の娘さんが
インタビューを受けていました。

インタビュア「ままは 遊んでくれる?」
子「ううん、遊んでくれない。」
母「仕事が あるからね〜。なかなか 遊べなくて・・。」
娘さんは おませな感じで ちょっとさめた表情です。
子「いつも 遊ぶって言っても、あそばないじゃん。」

インタビュア「ままと どんな遊びがしたいの?」
子「あのね・・」
ここで、すごく 子どもの表情になりました。
にこっとした笑顔のまま、嬉しそうに言いました。
子「おにごっこと、だるまさんころんだ。」

母「へ〜、それ お友達と遊べばいいんじゃない?」
子「いや。ままが いいの。」
母「うん、わかった。じゃ、今度遊ぼうね。」
子「でも、ママは そう言って 遊んでくれないんだよね。」
とあきらめ半分、ママの顔を見あげます。
ちょっとママは 少し どぎまぎした表情でした。 

ままと遊びたい、という 自分の気持ちにふたをして 
遊べなくてもいい事にしている娘さん。
いつも そうで あなたはいいの?
親子で どこか 表面を取りつくろっているように
感じました。

正直な言葉には 笑顔や愛、あるいは 心に届く真剣さが あると思います。
親が 忙しい中で、愛情をもって 本気で 子どもと関わるって 
あなたは どうすることだと 思われますか?
笑顔の子どもたちが 増えますように・・♪