あれこれ仙台 (75)「雨の降るところ」

ほぼ毎日、借りているアトリエから自転車で街中へと仕事へ向かうのですが、すこし高台になっているところへ自転車をこいでのぼっていくと、ふと「霧」のようなものを顔に感じるところがあります。
いつもおんなじ場所で、しかしたまにしかないので、いつもそこへ来て「霧」を感じるまで忘れており、「あ、まただ」という現象が起こる場所があるのです。
またいつものようにすっかりそのことを忘れて自転車を走らせていると、「あの場所」で小学生の女の子たち3人が空を見上げて立っていて、「なんだろうな〜」と思って通りすぎると、どうやら彼女たちもその「霧」をためしているような内容の話をしているようなのです。
今までずっと幻覚か何かと思っていたのですが、どうもちがうみたいです。
これをテーマにした何かがつくれるかも。

門脇篤