Nプロジェクト〜さくらびレポート154 油化プロジェクト最終章

櫻ヶ岡中学校の中平です。夏のさくらびアートプロジェクト2008で、レジ袋を使った作品「レインボーハウス」を覚えていらっしゃいますか。その後、レジ袋3キロを佐久で油化しました。さくらびキッズは「重油を福祉施設に寄付したい」と考えていましたが、なかなかもらってくださる施設が見つかりませんでした。
 このたび、小諸やまびこ園さんが、重油をもらってくださるということで、今日は、さくらびキッズ3人、グラフィックデザイナーの太田さん、そして私の5人で向かいました。いよいよ「油化プロジェクト最終章」です。

雲ひとつない晴天の中、浅間山と八ヶ岳が間近に見える小諸。風光明媚な高台に小諸やまびこ園があります。施設は明るく、おおらかな感じがしました。私たちが施設に到着すると、入所者のみなさんが集まってくださり、贈呈式を行ってくださいました。まずは、映像でテレビ信州のニュース映像を見ていただき、さくらびキッズから入所者の代表の方に重油を贈呈しました。喜んでいただいて本当にありがたいと思いました。これで夏から行っているプロジェクトは、完結しました。

その後、施設内を見学させていただきました。近代的な設備がそろっていますが、「結局は人間が人間に対しておもいやりを持って」行う仕事だと言うことを、職員の方からお聞きしました。納得です。「自分の生き方について考えることができる、いい職業だと思います。」ともおっしゃっていました。また、「学校の勉強も大事だけど、様々な人とコミュニケーションを取る勉強はとっても大事ですね」という話も。まさに、さくらびアートプロジェクトでねらっている部分だと思いました。さくらびキッズも、いい勉強になったと思います。

学校に帰り、さくらびキッズ3人と太田さん。中学生には、今後に期待します。太田さん、今後もよろしくお願いいたします。