子どもの心にとどく読み語り ②

小松崎 進先生

1925年、茨城県生まれ。
東京都で39年間小学校教師を勤め、
のちに東京学芸大学、日本女子大学講師。
現在、この本だいすきの会代表、日本児童文学者協会評議員、
日本文学教育連盟常任委員、こどものWAVE運営委員。

スタッフ仲間の翔と一緒に「大人の学校」に小松崎先生をお迎したい!から
お迎えできるなんてワクワクしてくる!と準備を進めてきました。
子育て只中の若々しいお母さんたちをはじめ、子どもたちの心豊かな
成長を願う方々が集い、熱心に心と耳と目を澄まして聴き入り、学んだ
幸いな時間となりました。託児室のにぎやかな声もうれしい講座でした。

たくさんのすばらしい絵本が紹介されました。

実際に読んでもらって、感動すると、自然に誰かに伝えたくなる。
生活の中で感動を分かち合うことを人は必要としている!
家庭で、学校で、地域社会で・・・今、言葉がない。
私たちは言葉で考える。言葉が豊かであればあるほど、
思考力も感性も豊かに育っていく。

みんな、おはなしが好き。
我を忘れて、ひととき、現実とは違う別の世界に出会う。
さまざまな人々と出会い、ああ おもしろかったと心が解放される。

子どもたちに元気を与え、
○○しようかなという意思を持たせるような作品が
いっぱいある!

是非、回を重ねて、絵本や昔語り、ストーリーテリングの魅力を
掘り起こしていきましょうね。

小松崎先生 「読み語りの心得」をお伝えします。

①まず、前もって、声に出して読む。音読を10回以上。
②ゆっくり読む。
③はっきり読む。
④やたらにつくり声をつくらない。普通に読む。
⑤読んだ後、感想は聞かない。

子どもたちの心にとどく読み語り・・・子どもたちは待っています。
本を読んでもらうことが、どんなに楽しみなことか!

読み語り仲間を広げましょう。

今朝、小学校6年生に
『サンタクロースって いるんでしょうか?』偕成社 ( ニューヨーク・サン新聞社「社説」)
読み語ったアブラ