Nプロジェクト〜さくらびレポート167 七瀬まるごと美術館鑑賞会 中学生+地域の方

櫻ヶ岡中学校の中平です。12月19日、午前9時から七瀬商店街にて、「七瀬まるごと美術館08鑑賞会」が行われました。快晴に恵まれ、すがすがしい雰囲気の中、櫻ヶ岡中学校3年選択美術受講生徒40名、地域の方々、参加作家の皆様、信濃美術館学芸員さんなどが参加してくださいました。
 この鑑賞会は、単に作品を鑑賞することだけの目的ではなく、中学生が地域に出ることによる地域の活性化のきっかけを作ること、地域と中学生がコラボレーションするための次のアクションを起こす目的などがあります。また、中学生が作品を通してコミュニケーションする力を育てる目的もあります。様々な可能性を感じさせる取り組みです。
 写真は、地区の区長さんの作品を見る中学生たち。区長さんもうれしそうです。ありがとうございました。

長野市在住の作家さんも鑑賞会に駆けつけてくれました。夏の「さくらびアートプロジェクト」で「free paper project」を行ってくださった宮沢真さん、abnomal systemの名前で国際的に活躍されている酒井博之さんが生徒の作品を鑑賞し、なごやかに語りかけてくださっています。作家さんならではの語り方が魅力です。ありがとうございました。

なんと、途中で本校の教頭先生も駆けつけてくださいました。実行委員長が展示順に解説していきます。教頭先生も地域の方々と触れ合って終始笑顔でした。ありがとうございました。

一時間の鑑賞を終えて、まとめの会を行いました。今回、この鑑賞会のために遠く茅野市からおこしくださった方がいらっしゃり、生徒へ話をしてくださいました。「中学生と話ができるなんて、めったにないから。」とおっしゃっていました。そうなんです、学校外の方々は中学生とコミュニケーションを取りたがっているのです。それも地域貢献であるのです。それを楽しく、そしてスムーズに行うための手段として、美術は効果的であると感じました。
 生徒たちは、とても意欲的に鑑賞をしていました。今後の授業の予定は決まっていませんが、今日の感想には「学校を使った活動がしたい」「体育館が改築されるので、体育館を美術館にしたい」という文章が多く書かれていました。地域と関わることができるプロジェクトを生徒と考えて生きたいと思います。