秋の小松湯、同潤会川崎分譲住宅

東京の銭湯レポートではありますが、今回は少し足を延ばして、川崎市へ、銀杏が黄色く染まる秋の小松湯へ行ってきました。

小松湯は川崎駅から東へ約2kmの大島5丁目にあります。すぐ前が広い公園で、黄色く染まった銀杏がきれいでした。(もっとも落ち葉の掃除をされていた方は大変そうでしたが・・・)

小松湯もとてもきれいな銭湯で、浴室の壁は海水魚のタイル絵、浴室入口上の欄間にある魚をモチーフにしたすりガラスも一見の価値ありです。

浴槽の種類が多いのは関東では珍しいかもしれません。座ジェット、立ちジェット、泡の風呂以外に入浴剤の白いお湯もあります。洗い場も広くて気持ちがいいです。

小松湯 川崎市川崎区大島5丁目8−7 13:00〜2:00 8のつく日がお休み 川崎駅からバス

川崎市大島地区は、臨海工地帯に近く、戦前同潤会が工場の職工向けの比較的狭い住宅を多数分譲していました。またそのほかに、一般向けの比較的広い分譲住宅も1か所、24戸あったようです。

小松湯の近くにも、細街路で区分された街区に住宅が整然と集まっているエリアが何箇所かあります。そのうちの1か所には、きれいな木造住宅が何軒か残っていて、夕日の中に紅葉に包まれてひっそりとたたずんでいました。