私が調べたところ、小野田はすばらしいブナ林があるそうで、この会場となる文化センター前面が1月には雪で一面真っ白になるというのを聞き、この白い柱のガラスばりの建物の中に緑の毛糸を結ぶことで、真っ白な冬にブナの新緑を一時的に出現させる、というようなアイデアを考えました。

特に今回は30人程度の参加者を募集しており、おそらくはてんでばらばらな制作になるのではないかと思うので、同系色を使うことでそうした技術面をカバーできるのではないかと考えました。
すでに小野田地区に関してはチラシの全戸配布を終えており、近くの中学校の美術部の子たちが参加したいと言ってきているそうです。

また、加美町の広報誌にも掲載するとのことで、加美町の小野田以外の地区からも参加者を募集するそうで、合併してできた地域間の交流になるといいなと思います。
ワークショップは自己紹介〜作品や制作の説明〜制作〜毛糸の下で何か(新しいゲームの発明とか)〜感想などのディスカッションという流れを考えています。

また、ホール、公民館、図書館という複合施設になっているということで、すでに今日も冬休み中の子供たちを多数見かけるこの図書館に、事前に毛糸を置いてもらい、1月25日に向けてじょじょに気持ちを盛り上げていってもらおうと考えています。
こちらのこどものスペースに緑の毛糸をつみあげて遊んでもらったり、

こちらの図書館のテーブルに毛糸をさりげなく置いてもらったり。

大ホールホワイエにつくる「ブナの新緑」は1月25日に制作した後、1週間程度は展示される予定です。

(つづく)