さくらびレポート186〜和風でゴー!@「風神雷神」と「燕子花」から発見する「和風」

櫻ヶ岡中学校の中平です。1学年は石鹸による彫刻の単元が終了し、「和風でゴー!」という単元に入っています。最終的に金屏風を作りますが、その導入として鑑賞うすrのが「風神雷神図屏風」と「燕子花図屏風」です。この二枚を鑑賞し、「和風」の特徴をみんなで考えます。

「この二枚に隠された、和風の特徴を探そう」
この発問に、生徒は黒板前まで集まって、じっくり鑑賞しています。その目は鑑定士のよう。それぞれの作品の特徴を推理しています。「燕子花は、地面が描いてない」「色数が両方の絵ともに少ない」「迫力がある。迫力が和風では?」次々と答えを見つけた生徒が、私のところに寄ってきます。どの生徒も着眼点が素晴らしいし、ユニークです。

結局、風神雷神は「相反するものの組み合わせ」という構図であり、燕子花は「同じものの繰り返し」という構図です。この和風でゴーの単元では、この二種類の構図を学ぶ単元と言えるかもしれません。