へその緒が語る体内汚染 —未来世代を守るために—

環境ホルモンの問題がマスコミで騒がれたのは、いつのことだったがろうか。とつい首をひねってしまうくらい、最近マスコミの報道はない。
しかし、標記の本を読むと、ここ10年ほどの研究成果は目覚しいものがあることが分かる。特に若い人たちにはぜひ呼んでもらいたい本である。(昨年4月に出版されたものです)

□ 著者:森 千里+戸高恵美子
□ 発行:技術評論社(知りたい!サイエンス)
□ 定価:本体1580円+税
□ 目次:
 第1章 胎児期から始まる人体の汚染
 第2章 胎児期汚染による被害の歴史
 第3章 大人と子供と胎児の違い
 第4章 身の周りの環境汚染物質による複合汚染
 第5章 次世代への影響,新しい考え方
 第6章 子供たちを守るには—「環境改善型予防医学」という考え方
 第7章 子供たちの健康と予防原則

なお、ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議ホームページのニュースレターに森 千里さんの講演記録が掲載されている。
http://www.kokumin-kaigi.org/kokumin03_54_01.html