子どもの頃、何かをがんばったことがない。
スポーツも勉強も、音楽や美術などの芸術的なことも・・。
やってはみるけど、楽しくなかったり、人より下手だったり、と様々な理由をつけて、がんばらなかった。
そして、いつも心のどこかで「これじゃない」って感じた。
いす取りゲームは、いすがたくさんあるうちは、なんだか楽しいけど、いすの数が少なくなればなるほど、空気が変わってくる。
大人になって、恋をしても、仕事をしても、「これ(この人)じゃない」を感じては、別の恋を探したり、転職したりしてきた。
「これじゃない」でも「いつか必ず」そう未来に希望を持ち続けていた。
「これじゃない」と「いつか必ず」を繰り返して、時間が過ぎる。結局、ドコへもたどり着けない。
「これじゃない」から「これかもしれない」そして、「いつか必ず」から「今」に換えて・・。
そう決心して、今を生きなければ、いす取りゲームのいすは、いつか無くなってしまうかもしれない。