『悩んだっていいじゃない わたしたちの子育てをもっと語ろう』に参加して

(%ひよこ%)ちば県民共生センター フェスティバル・プレイベント。2008年11月22日(土)。 センター提供プログラムに参加しました。参加者は20名ほど。ファシリテーターは雲雀信子さん(NPO法人子育てサポーター チャオ 理事)でした。
(%ひよこ%)さて、プログラム前半にノルウェーで作られたアニメを見ました。「妊婦さんの子育てへの不安が夢となってのしかかる」という話は、男女共同という点で先進国のノルウェーでさえも!?と思わされました。
 
ノルウェーは、ニッポンがあと何十年かけても辿り着けるかどうか、と思うほどの公平感のある国。ノルウェーのオフィシャルサイト(http://www.norway.or.jp/)の社会と政策欄より男女平等には『ノルウェーの家族と男女平等に関する政策は、女性も男性も同等に家庭生活と職場生活を両立できることを目指しています。・・・中略。2003年、ノルウェーは世界に先駆けて、職場におけるバランスのとれた男女構成比を規定する法律を導入しました。』とありました。
このように政府が積極的に施策を打ち出しているノルウェーのアニメでも「夫が子どもが生まれても世話をする気がないのでは?」や「自分自身が外出できないのでは?」等の想像が妊婦である主人公を悩ませていました。

プログラム後半は、アニメを見ての感想をグループ毎に話し合い。参加者の言葉に『アニメにあったような男性とは結婚しなければいい』や『生んだらあんなに赤ちゃんを怖いようには思わないと思う』等の意見が出ました。それが次に続かず、すぐに発表時間となりこのプログラムの時間配分に驚きを隠せませんでした。それぞれが個をだしあっての発言をする以前の段階で時間が来て終了。とても残念でした。

(%ひよこ%)私は30代になったばかりですが、子どもを持ったことによって我孫子・さらには千葉県・ニッポン・地球と、10年・25年・100年先を想像して今を生きようとしています。
私たちにとって必要なことは何か。今の社会がすべてではなく、他国に学ぶべきは学び、結果を急がないこと。持続可能な社会を実現するために平等社会を築こうとしている国は、すでに4〜50年前から考え、試行錯誤しながら形を作ってきている事実を私たちはよく理解しなくてはならないと思います。「期待」(※1)なんていう言葉で持続可能社会は作れません。一刻も早く総選挙をすべきだな、と痛感した2008年でした。2009年がそれぞれに希望を持てる年になるよう願っています。
(※1)平成17年12月決定の男女共同参画基本計画(第2次)のポイント(内閣府男女共同参画 http://www.gender.go.jp/)の①に、『2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%になるよう期待し、・・・中略。各分野で積極的改善措置に自主的に取り組むことを奨励。』
(%ひよこ%)報告者:河合