一の湯 板橋のまち

また間があいてすみません。今回は二十三区の北西、板橋区へ、池袋から東武東上線に乗っていきます。東上線は駅前商店街の雄、ハッピーロード大山などの駅前商店街を擁し、沿線には多数の銭湯ががんばっています。

中板橋駅を降りると、南側には昨秋休業されてしまった第二宝湯がありましたが、東へ豊島病院の方へ向かいます。一の湯は病院の通りから一筋南の細い道に面していて、ちょっとわかりにくいです。建物は新しく、浴室も壁絵ではなく、タイルの装飾で、モダンな印象です。浴槽も多彩で広く、ゆったり入浴してくつろげるようになっています。

近所の方の話では、一の湯のあたりは昔は木造住宅が密集していたけれど、今ではほとんど建て替えて新しくなったなあということでした。一の湯のある小道も新しい住宅が増えています。板橋区は戦前から多くの工場が建って、そこで働く方の住宅と工場で街ができてきたようです。栄町の町内には昭和15年に着工された、同潤会住宅としては最も末期の住宅になる職工向けの板橋第二住宅もありました。

現在は多くの建物が更新され、マンションなども増えてきて、銭湯の役割も生活から余暇の方に変わってきているかもしれません。一の湯さんも日曜日は早くから営業されていて、レジャー感覚で利用できます。

一の湯 板橋区栄町20−11 東武東上線中板橋駅または大山駅から10分くらい 15:15〜24:30(日曜、祝日は14時45分から営業)
水曜お休み

昨秋からお休み中の第二寶湯