松本オムニバス⑫

一行は安原町を後にし、今度は信州大松本キャンパスで下車。
足元に結ばれた黄色い毛糸をたどりながら奥へと歩いていきます。

医学部の隣を通って…

赤レンガへと到着!
突然、ラッパの音が聞こえ始めました。

それを合図にお菓子が配られました。学生さんが焼いたお菓子です。
ここ、信州大に残る赤レンガは、松本50連隊の炊事場だったとか。それにちなんで食べ物がふるまわれたわけです。実際、安原町にお菓子屋さんが多いのは、50連隊の兵隊さんがよくお菓子を買いに来たり、注文したりしたからとのお話も。

そして赤レンガのまわりにはりめぐらされた毛糸は、この赤レンガを拡張する試みです。
レンガという、強固に積み重ねられた構築物と、このすかすかの毛糸との対比が実に意味深ですね。

(つづく)