携帯でトラブル、中高生の7割が経験 文科省

携帯電話を持つ中高生の7割弱が、
迷惑メールや不当な料金請求を受けるなど
トラブルの経験があることが
25日、文部科学省の調査で分かった。
逆に3割弱の生徒は、迷惑メールを送信したり、
インターネット上に悪口を書き込んだりする問題行動を取っていた。

調査は昨年11−12月に実施。
全国から抽出した小学6年、中学2年、高校2年のうち、
計1万448人から回答を得た。
携帯を持っていたのはそれぞれ25%、46%、96%。

高2では、「不幸の手紙」のようなチェーンメールを送られた子供は57%。
心当たりのない料金請求があったのは15%。
「他人からのしつこいメールやつきまとい」
「個人情報や写真を無断で流された」も8%、5%あった。
一方、特にトラブルはないとの回答(無回答を含む)は
小6で69%だったが、中2では33%、高3では32%にとどまった。

自身の問題行動では、高2で「チェーンメールを送った」のは24%、
「掲示板やメールで他人の悪口を書いた」が5%。
特にしたことはない(無回答を含む)は
小6が92%、中2が73%、高2が70%だった。

利用実態については、1日の通話が30分以上だったのは
それぞれ4%、7%、11%。
メール送受信が30通以上だったのは7%、33%、28%。
メール件数などネット利用が多い子供ほど就寝が遅い傾向があり、
日常生活に影響を与えていることも分かった。

利用場面の質問では、各学年とも
「自分の部屋などに1人でいるとき」が最多。
周囲の目の届きにくい実態が浮かび上がった。
授業中に「よく使う」「時々使う」との回答も、高2では計18%いた。

<胡蝶蘭が美しく咲いています>