東京は寒い日が続いていましたが
雪が降りましたね。びっくりしました。
1年生A君のお母さんは この1週間 今までと違って
3つのことを 大事にしてお子さんと接してみました。
その事で、ずいぶん成果が出たそうですよ。
1つは、
何でも頭ごなしに怒るのではなくて
軽く注意をすること
声のトーンも 穏やかに伝える意識をしました。
「あやまる時は きちんと あやまろうね。」
2つめは きちんとほめるてあげること
2歳の妹さんに手がかかっても それを省いてしまわないで
「頑張って くれてるね。」「ありがとうね。」
そんなふうに、気づいた時には言いながら 頭をなでてあげたり 握手をしたり
スキンシップも 加えてみました。
3つめは 忙しいので一人で行かせていた水泳や野球にも
下の小さい妹さんを連れて なるべく行きだけでも 一緒に送って行ってあげて
「帰りは がんばって、一人で帰ってきてね。」
行きも A君と手をつないであげると
A君は にたにた嬉しそうに笑っていました。
帰りも 行けたときには、
A君は「あ、来てくれたんだ。」とにっこり。
もっと かまって欲しい、という気持ちがわかりながら
後回しにしていたのを できる限りのことを してみました。
抱きしめるまでは できなくても、こういう触れ合いも大切だな
と お母さんは感じたそうです。
その毎日のつみ重ねの中で、A君は いい変化がありました。
今までは 注意をしても 落ち着かないまま
「わかってるよ。」「うるさい。」の反抗的な返事だったのが
最近は
「うん、わかった。」「は〜い。」と 素直な返事になって
笑顔も 増えてきました。
お風呂タイムには お話を聞いてあげています。
ある日A君は お母さんにこんな話をしたそうです。
「昨日 野球に行った時、先輩から
『A君とB君だったら、野球はB君のほうが上手い!』って言われて
悔しい!」
そう言いながら 悔しくて泣き出したそうです。
以前のお母さんだったら
(そんな下手だって言われたからって、練習すればいいじゃん!)
と言っていたのを かわりに ゆっくり時間を取りました。
お母さん「じゃ、野球やめる?
その気持ち、どういうふうにしたら いいかな?先輩とけんかする?」
A君 「練習する。」
お母さん「そうだね。そういうのは悔しい気持ちから
うまくなれるように練習するいいチャンスだよ。」と
背中を押して 「頑張ってみようか。」と言いました。
それからA君は、すっきりした表情になったそうです。
あとで、野球に行って 「練習はどうだった?」と聞いてあげると
「楽しかった!」の声が 返ってきたそうですよ。
お母さんは A君が悔しい気持ちを言う機会は なかなかないので
その機会を逃さないで 時間を取れて
言いやすいようにできて 良かったと感じました。
もう1つ、どちらかというと A君はいつも ひょうひょうとしていたので
あまり感じないのかな、とお母さんは 思いこんでいたそうです。
でも 子どもなりに いろいろ感じていることがあるんだな〜と
気づきました。
お母さんが 丁寧に言葉を受取って
A君が 話ができる雰囲気をここまで作ってあげていたから
素直な気持ちを外に出せたのだと 思います。
1年生でも スキンシップしている時が 一番嬉しそうだとか。
お母さんの手の暖かさは 愛情としてそのまま伝わりますね。
お母さんは 自分を大事に思っていてくれる
お母さんは 自分のことを いつも見ていてくれる
その安心感をもつことが、子ども達が伸びる出発点と 思います。
あなたの子育てに活かせることは 何かありますか?
お母さんは最後に 「日々の生活が大事なんですよね〜」
今日は家の中で過ごすかと思いますが、笑顔でがんばってくださいね♪