言葉のいい直しを自然にできると〜

だんだん春の陽気に なって来て
お散歩日和ですね。手をつないで、どうぞ・・・

 さて、親子が 信号で横断歩道を 渡った時のことです。
お母さんは、弟さんの手を引いて 行きましたが
お兄ちゃんは 一人で渡り始めました。

横断歩道の途中に
軽トラックが 止まっていて
お母さんと弟さんは トラックの後ろを 行きましたが、
お兄ちゃんは その前側を 通ろうとしました。

「そこは、見えなくなると いけないから、手を上げるんだよー。」
少し離れたところから お母さんは 声をかけました。

お兄ちゃんは ちゃんと手をあげて、歩道を渡りきりました。
お母さんは「えらい、えらい。」
と言いましたが、聞こえなかったようです。

一緒になると、お兄ちゃんは
「お母さんは、何言ったんだ?」と ぶすぶすと 怒っていました。
(せっかく 言われたこと、やったのに・・・)

お母さんは、5メートルくらい離れていて
ほめたつもりだったのですが
お兄ちゃんからは お母さんの表情が 険しい顔に見えたようで
どうも 怒られたと 感じた様子。

それで、お母さんは もう1度きちんと伝えようと思って
「えらい、えらい、って言ったんだよ。」と 言いました。
息子さんは まだ機嫌が悪く 向こうを向いてしまったのですが
でも、にこにこしたそうです。
(お母さんは 満足したなっと 感じました。)

その経験で、お母さんは
言い方や 自分の表情も すごく大事だな〜と思いました。

今のお母さんの会話で 良かった事は
お兄ちゃんがぶつぶつ 言った時に
たとえば・・「そんな、ほめたんだから ぶつぶつ文句ばかり言わなくたって
いいじゃないの!!」と 怒って言わないで
ちゃんと 「お母さんは ほめたんだよ。」と 伝えたことです。
自然に 出来ました。

最後に、笑顔になれるように
言葉を返してあげて、親も子も ハッピーになれました。

最近、お母さんは 以前と違って
お兄ちゃんに 引っかかるものがなくなって
とっても 心から可愛いと思えるように なってきたそうです。
きっと・・・その愛する気持ちが心の中にあって
だから 意識しないで できたことで
これから もっと 楽しい会話が増えていくように 感じました。

お子さんに言葉をかけた時
どんな気持ちが 心の中に ありますか?ちょっと 感じてみてください♪