オレンジ病棟 を読みました

知人のお勧めで、オレンジ病棟(著:朝丘大介)を読みました。

純粋でまじめな、どっちかというと「いい子」過ぎるくらいの青年が、交通事故にあって障がいを負い、そしてまあそれを受け入れていくという過程をちょっと悲しく面白く描いています。

長い入院生活のなかでの男性患者同志の会話や、行動、心境の変化が、なんかちょっと覗き見したようなドキドキした感覚もありながらす〜〜っと入ってきて、あっという間に読めちゃいました。

とはいえ読み始めてすぐに網膜はく離になったので、しばらくお休みして先日一気に読みあげました。

なんでタイトルが「オレンジ病棟」なのかというのは読んでわかったのですが、主人公の青年は全文を通してハゲで悩んでいて、患者仲間から教えてもらったオレンジをつけた液体を発毛のために使っていて、その色と香が全体のストーリーをさわやかに包んでいるのでした。癒し系です。

ですので、なんだか装丁も黄色です。

私は本を書いた事はありませんが、それでも4年間のこどもの入院看護生活は自分としっかり向き合い、また波乱万丈な日々で、本が何冊でも書けそうでした。人生って、小説よりも奇なりです。

「オレンジ病棟」はフィクションとノンフィクションらしいですが、皆さんも読んでみてくださいね。

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