父と子の愛着形成プログラム研究委員会*終了

文部科学省委託事業『子どもの生活リズム向上のための調査研究』乳幼児の調査研究が終了しました。

父と子の愛着形成プログラム研究委員会も解散です。

(%ペンギン%)子どもの生活リズムの向上のためには、
母親だけではなく、
家族みんなで、生活リズムについて考えることが必要ではないだろうか。
そのためには、
父親の子育てに対する意識をかえていくことが大事ではないだろうか。

このような思いをもって、この事業をはじめました。

(%エンピツ%)子どもの成長について、父親の意識を高める。
(%エンピツ%)父親が子どもと関わる時間を増やし、子育てを楽しめるようになるための
さまざまなアイデアを得る

そのために、父親セミナーを企業10ヶ所(9企業)で行ったのです。

企業内 父親セミナー実践報告会は、
☆子どもの健やかな育ちのために、今、企業に出来ること☆
と題して行いました。

父と子の愛着形成プログラム研究委員会の委員長、埼玉大学の首藤教授から

「企業の子育て支援と職場で語られた父親の悩み」
◆企業内父親セミナー開催の目的
◆企業の子育て支援ー調査報告
◆父親同士の語りから見た父親たちの悩み
◆子育てセミナー事後アンケートの結果

が報告されました。

父親セミナーの、父親同士の語り合い(パパサロン)では、
(%ノート%)「時間のなさ」への焦りと葛藤とあきら
(%ノート%)家族関係の中で「自分」への存在感の危うさ
(%ノート%)「妻」に対する想い
(%ノート%)「上手に関わろう」とする意欲
などが語られ、

その中では
先輩からのアドバイス を受けるたり
駆け引きのない関係の中で
自己表現と共感を経験することもできた。

父親セミナーの意義は
父親としての自分づくり
ができること だと報告されました。

その後、
ソフトバンク(株)
(株)NTTデータ
パイオニア(株)
から、企業による父親セミナー開催事例報告をしていただき、
最後に
父と子の愛着研究プログラム委員会の委員でもある、
NPO法人ファザーリング・ジャパン代表の安藤さんとともに、
参加者との意見交換を行いました。

パパサロンの事後アンケートでは、

(%青点%)父親が子育て実践への意欲を高め、父親としてのポジティブな自分づくり
家族関係づくりを実践する機会になった。

(%青点%)将来的には、父親としての自己の不安定感、
罪悪感の解消につながり、
心理的健康を高めるきっかけになるだろう。

(%青点%)進行役のいる環境で、安心して自己を表現し、
他の意見を聞き、共感しあう関係ができた。

(%青点%)家族関係が大事だとわかった。

(%青点%)自分の問題を解決するきっかけができた。

(%青点%)キーワードを見つけたので実践していきたい。

(%青点%)他の父親の話を聞けたのがよかった。
自分だけではないと感じた。

などの感想があり、
セミナーに参加してよかったと、ほぼ全員が答えてくれたのです。

この委託事業は、今年度で終了し、委員会も解散しますが、
企業が、父親や、家族の子育て環境の向上を積極的に考えていってくれることを
望みます。
そのために、父親が語り合い、自分たちが発信していくことができていったらいいなと
思っています。