NHK仕事の流儀「育てる」脳の話〜その3

桜の花の写真を デジカメでたくさん写しましたが
アップする前に 葉桜になってしまいそう・・・
でも せっかくですから もうちょっと桜にしましょう♪

では、NHK仕事の流儀「育てる」の続き 最終回です。
ご参考になれば 嬉しいです。
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安全基地④ 困った時こそ、手助けする
それは どんな事でも?
子どもがやりたいと思っていることは 脳にとっても 必要なことです。
社会的ルールに反しないかぎりは。
子どもの発達上の価値観は 大人とは違います。
大人にとって どうでもよく見えても、子どもには 確認しないと。

子どもの自主性と 自分がどれだけ向き合う気持ちがあるのか?

その道の大家になる人は どっかで いやいやから 自主性が出ます。
自発性の回路は 何で育んでもいいのです。
その分野じゃなくても、やがて その分野の第1人者になる可能性もあります。

赤ちゃんは、お母さんのイメージを作ります。
お母さんは こうすると〜してくれる。これが、脳の中のお母さんで安全基地になります。
その時 首尾一貫していることが 大事です。

2歳の子どもには どう対処したらいいでしょう?
たとえば、歯磨きをさせようと 無理に口を開けさせようと思っても
そもそも身体が動きません。
茂木さんは言いました。
「その点については、時期が来るまで あきらめる。
完璧じゃなくても いいじゃないですか。」

思春期の子どもに 腹が立つ時
口では褒めても 心の中で 罵倒してることがあります。
他人を見ることと 自分を見ることは とても関係しています。
他人を 自分と同じ目で見ては どうですか?

「明」の所だけ 褒めればいいのです。
「暗」は言わないでいます。言うと反発します。
あえて言わないんだな、と思わせるのです。

自分を育てる 成功させる 効果的方法は?
後悔のすすめ
後悔の気持ちは、ベストを尽くさなかったことで、すごく残ります。
脳の状態としては、環境変化や適応力をつかさどる所が働きます。
このことは 次からは 後悔しないようにと 成長することでもあります。
後悔は 未来の自分の感じ方を 変えられることに つながります。

水泳の北島選手のコーチは ずっと前ある大会で、北島選手に向って
「予選は 軽く泳いでいい。」と言って
予選落ちの結果に終わったことが ありました。
それから 壮絶な練習の日々の後、次の大会の本番前には
「勇気を持って ゆっくり行け。」と伝えました。
そして1位になりました。

反省というのは、単に振り返る行為だけですが
後悔は 「あの時、こうしておけば うまくいったのに。」と
現実と想像の比較が 行われています。
悔しさ、悲しい感情が そこで強く記憶に刻まれ、
今後は上手くいくように 適応力が向上します。

将棋の棋士は やった事を何度も振り返り、
後悔し、どうすれば良かったのか 考えます。
何倍も 自分を大きく育てることが できます。

起こったこと(現実)だけでなくて、
他にこういう事ができた!と想像をすることは
A(失敗)よりも Bのやり方がいいんだ!と
Aの中の(自分の価値観)を問い直して 変えるのです。

人を育てる1番大きなことは 育てる側も育つということ
お互いに相手を助けることで お互いに伸びることができます。
応援をすることで 成長をしあうことが できるのです。(終わり)