櫻ヶ岡中学校の中平です。今日は金曜日で、3年選択美術の授業がありました。前回はガイダンスだったので、今日から本格的に授業開始です。
この講座は企画力をつけることが大切になります。生徒は自分だけのために作品を作るのではなく、自分と他者のために作品を作ります。そして、アートを通した楽しい時間を作り出すのです。そのためには、相手のことを考えながら発想することができるようになる必要があります。それは、内輪受けを避ける意味があります。
前回の授業で、「私の宝物」を記入しました。生徒一人一人が宝物として大事にしているものを書き出しました。「家族」「友達」「学校」「CD」「バスケットボール」「思い出」など形のあるものもあればない物もあります。それら他者の「宝物」をくじ引きで引き、宝物をおもてなしするアイデアをグループで考えました。「私の宝物はメガネです」と書いてある紙には、いろいろなおもてなしアイデアが記入されていました。「たくさんのメガネを床に並べ、その中から自分の眼鏡を捜す」という企画は、眼鏡を宝物としている本人も素晴らしく面白そうという感想を言っていました。なかなかアイデアが出ないことがありましたが、企画を考える上で大切なことが少し感じられたようです。