さくらびレポート26〜なつかし校内ツアー!報告その3

櫻ヶ岡中学校の中平です。3年選択美術の授業で行った、卒業生の方がツアーガイドになっての校内ツアー。報告の最終回です。前年度PTA会長であった、はしやまさんにガイドをお願いしました。

はしやまさんは、生徒を体育館や校長室、中庭などいろいろな所へ連れて行ってくださり、新築当時のことを話してくださいました。入学した直後の火事のことや、昔の教室配置など、当時のことを詳しく話をしてくださいました。生徒もそのお話だけで「タイムスリップしたようだった」と感想に記入していました。

一時間ほどのツアーが終了して、美術室に集合し、まとめの会を行いました。今回の校内めぐりをして、発想が広がったようです。たとえば「定点カメラを設置して、校舎が変貌する様子を毎日撮影したい」というような発想もすでに生まれました。
 今回のなつかし校内ツアーは、即効性のある学習ではありませんが、生徒自身があたりまえとして持っている学校のイメージを少しでも深いものにしたいというねらいで行いました。さくらび当日には生徒以上の数の卒業生や、今までの櫻中の歴史を知っている地域の方々が訪れます。そういった方々と中学生が一緒に楽しむ時間、中学生が美術を通して肯定される時間を作り出したいのです。そのために、発想段階や制作段階、当日の作品解説の段階で生きてくる学習になればいいなあと思いました。

生徒がいなくなった校舎から、すっかり暗くなった校庭を見ました。授業の時よりも、さらに校庭のバリケードが広がっていました。あっというま風景が変わっていきます。