♪ヒューイくんのゴールデンウィーク後編♪

●6〜8日目
 生活パターンが大まかに分かってきたのか、リードを用意しているといつの間にか玄関まで来て、
「お散歩でしょ、早く行こうよ!」
というように尻尾を振って、僕の顔と玄関の方を交互に見て催促している感じです。この頃から散歩に出るとすぐにフサフサの尻尾を上げて、歩くようになりました。

男の人、子供たち、車を見ると尻尾はペターンと下がりましたけど・・・。
 

さらに、散歩コースでのヒューイの様子から、犬や鳥などの生き物、土や、草など自然に興味があるようなので、前から密かに考えていた事を実行しました。

それは7日目、いつもの散歩を変更し、
車で公園に連れて行き、白鳥やアヒル、カラス、ハト、などを見に行きました。

自然の遊歩道や芝生、小川などがあり、ヒューイのテンションは上がりっぱなしで、カラスを追いかけるなど野性味あふれる行動のヒューイには目を見張るものがあり、家の中と違う姿に僕は嬉しくなりました。

その他、湿った土の匂いや、枯葉の積もったフサフサの地面、草陰でゴゾゴソ、カサカサと動く小鳥の姿など、面白かったんだと思います。明らかに目がイキイキしていました。
なかでも、小川(深さ5〜10センチ)に恐る恐る前脚をつけて、自らゆっくり入っていった姿が可愛かったです、きっと流れる水が気持ちよかったんでしょうね。

そして、家では相変わらず父がちょっと怖いようで、帰ってくるとちょっと緊張気味に距離をおく傾向が残っていました。同じ部屋にいても大丈夫などですが、たまに父と目が合ったり、名前を呼ばれると警戒してどこかに行こうとします。父には申し訳ないけど、あまりヒューイに構わないでいるようお願いしました、ヒューイも父の行動を良く観察していたし、興味はあるようでした。
母にはだいぶ慣れたようですが、「おいで」と手を差し出すと後ずさりする状態で、僕がしても警戒しながら近づいて来るといった感じでした。
 ただ、四つん這いになりヒューイの目線と高さを合わせてやると、安心なのか顔や口元をペロペロと舐めにきてくれます。

●最後に・・・
ヒューイの滞在について、思うこと。
僕はヒューイに一般家庭の雰囲気や雑音に慣れてもらいたいという思いと、素直に人に甘えて良いんだよということ、そして男の子としてたくましくなってほしいという思いでこの一週間FFをやらせてもらいました、もちろん一週間で出来るわけ無いんですがね。でも、アダプションにも後輩達が入ってきたし、そろそろお兄さんとしてのヒューイの一面を見たいものです。FFでの滞在が少しでも彼の経験として活きてくれれば嬉しいと思います。

というお預かりしていただいたフォスターファミリーさんよりご報告いただきました。

本当にヒューイ君に沢山の経験をさせていただき、
ありがとうございました。

写真を追うごとに本当にリラックスしてきている様子を見ることができました。
また、ご協力いただくことがあると思いますが、
どうぞ宜しくお願い致します。

一時お預かりして頂けるフォスターファミリーさんもお待ちしております。