デンマークのオーデンセに行きました。ヴェネチアから移動したのでちょっと寒かったです。
オーデンセはのんびりした小さな町で、アンデルセンが生まれたという貧しい職人が住む地域でもあります。
とはいえ、町並みはかわいい色で調和が取れていました。
アンデルセンはこの町の一角に、長屋のように数家族一緒に住んでいました。
アンデルセンの銅像でもわかるように、彼はとても長身でお世辞にも美男子とはいえなかったそうです。
でもそのような環境で生まれながらもしっかりと自分の才能を150作の童話で発揮し、晩年はヨーロッパのあらゆる国で国賓として迎えられるくらいの地位を築いたとのこと。
「みにくいアヒルの子」は、自分の人生だったのですね。
オーデンセでもうひとつ有名なのは、オーディンという片目の北欧神話の神様が名前の由来。権威と戦略で統治し、さまざまな能力を持ち、畏怖されていたという伝説があります。
世紀末には多くの巨人と戦った、戦争と死の神だそうです。
でもそんなこととはまったく無縁のようにのんびりした美しい町でした。
デンマークとスウェーデンは橋や海底トンネルで結ばれていて、何かとかかわりが深い国です。
風力発電が進んでいるので、海上に真っ白な風車がたくさん立てられています。
飛行機の中からも見えるのですが、これがまた美しい。
いままで見たことのない未来都市のような感じでした。
町で出会った高校生のパレード。
卒業の日にはスウェーデンでは学生がバスやトラックに乗って、町中をパレードして歩くのですって。
そのときは、町の人たちもクラクションや声援でお祝いをするそうです。
すっごく楽しい学生生活だったのでしょうね。