ほめる言葉が 伝わらない時〜

Sさんは、中学生になった頃から 趣味として
バイオリンを習い始めました。
本人の やりたい!を尊重して 決めました。

楽譜は 得意では ないのですが、
わからない時は CDを聞いて 自分なりに練習をしています。
お母さんは いつやめてもいいと 思っていました。

先日 Sさんが家でバイオリンを 練習していました。
できない所があって 何回も 同じところを
弾いています。
それでも 少しすつ 時間が経つごとに
上手くなっていくのが お母さんはわかりました。

それで・・・お母さんは 1時間でも集中できたことを
よくやったねと言うつもりで
「すごいじゃない〜!」と声をかけました。
すると Sさんは 無償に腹が立ったようで
バイオリンを 投げつけました。

このことを 振り返って お母さんは言いました。
「娘が (私の練習に 口を出してほしくなかった)という
想いがあったらしくて、やりたい所までいってないのに
私は娘の気持ちも 考えないで 妙にほめてしまって・・
娘と同じところの気持ちじゃ、なかったんですね。」

Sさんのイライラを感じているときは
その時は 静かに見てあげて 後から声をかけたほうが
嬉しいかもしれません。

あるいは あなた メッセージで 言ったので、
少し受け取りにくかったのかも しれません。
I メッセージで 「お母さんは 〜と思ったよ。」
あるいは
「1時間 練習したね。」でも いいですね。
事実を伝える承認です。

それから お母さんは 言いました。
「今は ああ言っていますけど、最近は 楽しい話も してくれるので
本当に いやな事があった時には 私に言ってくれるんだろうな〜 と思います。」

はい、わたしも 一生懸命 Sさんの気持ちを受け取ろうとしている
お母さんには 話ができると思います。
日々の積み重ねの中に 大事なことは ありますね。

どうぞ みなさん ご家族で楽しい週末を♪