ずいぶん久しぶりのjim日記です。
阪神北地区のある協議会の総会で、川西市郷土館に行きました。
「川西市郷土館」には大正期に建てられた「旧平安邸」と
「旧平賀邸」の2つの国登録文化財があります。
総会といえば、会議室やホールで、行われるのが普通ですが、
数寄屋風の作りの伝統的民家の「旧平安邸」の座敷で
行われました。
場所が変わると、人の心も変わります。
来賓の方々のご挨拶も、原稿は脇におかれ、
郷土館にまつわる話をしてくださったり、、
地域の人々が寄りあって、3日3晩熟議を重ねられた話をされ、
人と人が膝を交えて話し合うことの大切さを話してくださったり・・・。
畳の上に座っての会議は、人と人との距離が
とても近く感じられ、あたたかい雰囲気でした。
総会の後は、郷土館の館長さんから
説明を聴き、見学させていただきました。
旧平安邸の前庭には、植栽や燈籠が配されています。
和式の庭園には池がありますが、
旧平安邸には、池はなくて、
大きな丸い石が庭の中央に置かれていました。
雨が降り水に濡れると池のように見えるとか?
この大きな石のいわれはいくつかあるようです。
訪問して、館長さんにたずねてみてください。
旧平安邸のそばに旧平賀邸があります。
市内の小戸から移築されたもので、大正期に建てられたもので、
イギリスの田園住宅の形式を遵守したものだそうです。
出窓と煙突があり、ロマンを感じさせる建物ですが、
室内も洗練されており、装飾のステンドグラスも素敵でした。
郷土館には、このほか、
青木大乗画伯と平通武男画伯の絵画が
ミューゼレスポアールで常設展示されています。
この場所は、多田銀銅山の製錬所として操業されていた
平安製錬所のあったところです。
後の山には山下城跡があります。
歴史とロマンが感じられる素敵な場所です。
何度か訪れている場所ですが、
久しぶりに訪れると新鮮に感じられます。
気持のよい1日を過ごすことができました(%笑う女%)