「セロ弾きのゴーシュ」読み聞かせ!

カフェスローギャラリーにて開催の「佐藤国男木版画展」にあわせて、日曜日に、『セロ弾きのゴーシュ』幻灯劇上映+読み聞かせがありました。函館からは国男さんが登場!照れながらも、上映用の黒幕など手際よく準備からお手伝いいただきました(ゲストなのに!!・・・笑)

今回のギャラリー展示&読み聞かせは、宮澤賢治原作『セロ弾きのゴーシュ』をさんこう社から国男さんの版画絵本として6月に出版したことのお披露目もかねています。最初のあいさつには、今回の編集を手がけた松田さんが立ってくださいました。

会場には定員15名だったのですが、イスを追加して20名くらいの大盛況。大人も子どももぎゅうぎゅうと詰めてすわりました。

さあ、幻灯劇のはじまりです。朗読は、岩手花巻出身のなまくる・石毛教子さん。ふだんから子ども相手に環境劇をされたり、ごみのリサイクル指導をされたり、ナマクラ畑で脱穀をしたりとパワフルなナマケモノさんです。

ゴーシュのお話には、動物もたくさんでてきます。職場でボスに怒られ、しょげてるはずのゴーシュが、気を荒くしながらも、動物たちのリクエストに応えて弾くあたり、まだスローな時代なのだなあと思って聞いてました。

彫ったご本人の国男さんはスライド係です。石毛さんの語りにあわせて、ガシャッ、ガシャッとスライドをまわしていきます。水をごくごくごくっと飲み干すあたり、国男さんもゴーシュっぽいなあ。

上映が終わったあとは、国男さんの自己紹介とどうして木版画をはじめようと思ったのか、宮澤賢治との出会いなどをインタビュー形式でお伺いしました。

会場からは「ゴーシュは左利きなんですか?」という鋭い質問が。国男さんは「今は、ゴーシュってフランス語で左利きという意味なんですとこたえてます」とコメント。え?「今は」ってことは、その前はなんてこたえてたの?? みなさんもぜひ国男さんに直接聞いてみてください。(笑)

会場はイベントが終わったあともサインを求める方、ギャラリーをじっくりご覧いただく方でにぎわいました。