NHK番組〜チンパンジーの子育て

NHK〜チンパンジーの子育ての番組を
見ました。
心に残ったことを ご紹介します。

チンパンジーと人間 子育ても含めて違いがあります。
チンパンジーは人間と違って、過去の記憶を思い出して
絶望や不安を感じたり、未来へのイメージがないので
期待することもなく、
ただ・・今 目の前に生きているのだそうです。
ですから、
相手をうらやむ・ねたむ・ひがむことも ありません。
今の感情が ストレートに出やすいそうです。
また、子どもを邪険にしたり 叱ったりもしません。
目と目が合って 親愛の情が 伝えられ、
強い信頼が あります。

それに対して 進化した人間は 目の前にないものを 考えることが できます。
遠い昔や、遠い未来・遠いところを 考える
それらは チンパンジーには ない力だそうです。

子どものチンパンジーは PCの画面から 数字を瞬時に記憶する
トレーニングを 始めました。
だんだんと 覚える数字を増やしていきました。
正解すると、トレーナーは ほめてあげます。
「そうだ〜!」と。
子どものチンパンジーも ほめられると喜びます。
時には、いやになって 寝転んだり 投げ出しますが
そんな時、黙々と 続ける母親チンパンジーの姿が
目に入ります。

人間が 教える教育をするのに対して
チンパンジーのお母さんは 教えません。
親が 正しくやって見せるのです。
子どもは 見て学ぶ教育=まねるのです。

お母さんは ただ 黙々と努力する姿を見せます。
親も子も 数字を記憶するトレーニングを受けていて
間違えもありますが でも粘り強く取り組みます。

このチンパンジーのトレーニングを担当するトレーナーは
いくつか チンパンジーと接するときに
大切にしていることが ありました。

1つは、間違えた時の反応は、1匹づつ違うので
個性に合わせて 行い、同じ尺度で測らないこと。
その子に合わせてプログラムを組めば、みんな天才!

2つ目は、チンパンジーの自主性を 尊重すること。
トレーニングの場所が 楽しい場所じゃないといけないと考え
魅力的になるように 工夫します。
スタッフは よく中に一緒に入って 遊んであげています。
そして 「いやだったら しなくていいよ」という
自由を与えています。

3つ目は スタッフの気分のむらが無いように
同じ気持ちで接すること。
じっと見守る姿勢も 大切にしています。

番組を見ていて 学ぶことも多いな〜と感じました。
あなたは いかがですか?