福祉専門職向けセミナー1回目③

前回に引き続き、セミナーの様子をご紹介いたします。
今回が最終回です!

動物介在教育(AAE)、施設内飼育動物のお話です(%エンピツ%)

動物介在教育とは、動物を子供の教育現場に様々な形で取り入れ、教育活動を行う事をいいます(%エンピツ%)(%ノート%)

現在日本で行われている動物介在教育はふれあい活動を主体に行われています。ふれあい活動として地域のボランティアさんが学校を訪問し児童、生徒と触れ合いの時間を作っていたり、学校飼育動物として学校でウサギやチャボなどの飼育をしているケースが多くあります(%ひよこ%)

教育の現場に動物を介入させるということは、良い点もあれば課題や問題点もあります。
正しい動物との接し方を学ぶことで、危険のないアプローチの方法(人にも動物にとっても安全)を学ぶ機会になったり、生き物を大切にする、生き物であるという認識を持ってもらう、動物を飼育することの責任や義務などを学ぶことができます。

しかしこれも、前回の動物介在療法や活動と同様に関わる人、動物、目的を明確にしておかなければ、意味のないものになってしまいます。

(%緑点%)どこまで子供たちが感じることができるのか?
(%緑点%)その場限りになってしまわないか?
(%緑点%)関わる先生方の経験はあるのか?

プログラムをきちんと立て、何を学習させたいのか、などそれぞれの現状にあった様々な形で活動をすることが大切です。決して犬を連れて犬に触れ合うだけが動物介在教育ではありません。
公園や校庭にいる虫などを観察することでもその効果は十分に得ることができます(%ペンギン%)
また、その活動に関わる、又は飼育担当の先生がその動物の飼育についてどの程度知識や理解があるのか?という事も活動のポイントになります。動物の飼育経験や触ったこともない動物を使って授業をすることが本当にできるのか、子供に教えることはできるのか?など考えなくてはならないことはたくさんあります(%エンピツ%)(%ノート%)

すべての活動に共通する事ですが、参加する動物にストレスなく活動できる環境を提供できるか?という事も大切です。

これは学校で飼育されている動物たちも同じです。その動物にあった適切な飼育環境で、栄養バランスの考えられてフード、新鮮な水を毎日与えられているかも動物にとっても、その動物のお世話に関わる子供にも大切な事なのです(%消しゴム%)

施設内飼育について(%ひよこ%)

老人ホームや長期療養施設などで、犬や猫などの動物を飼育し利用者さんや患者さんが動物と触れあうことで、生活に張りがでたり、責任感を感じることができたり、他者から必要とされる喜びを感じることができるなど様々な目的で飼育をされています。

確かに動物がいることでこのような効果を得ることがあります。
しかし、動物を飼育するということは・・・・

(%黄点%)肉体的
(%黄点%)精神的
(%黄点%)経済的
負担がかかります。

誰が責任を持ってお世話をするのか?きちんと管理する事ができるのか(食事、健康、脱走)?獣医医療費は確保できるのか?

そして施設で飼育することが動物のストレスにならないのかということも考えなければなりません。
様々な方が出入りする施設で生活する事が出来る動物か?など動物を選ぶ際にも注意が必要です。
その動物に関わる人が多ければ多いほど健康管理や安全管理をする事が大変になります。うっかり扉を閉め忘れてその隙間から動物が逃げてしまった・・・という事故もあります。

先生のお話の中には具体的な事例を交えながらのお話がたくさんありました。
実際に活動に参加されている先生のお話は大変内容の濃い充実した内容でした。

今回のセミナーは全3回の連続セミナーですが、2回目だけの参加3回目だけの参加(%音符1%)も可能でございます。

参加してみたいなと思われた方はぜひこちらをご覧ください。(%ひよこ%)(%音符1%)