7月26日(日)に国立青少年オリンピックセンターにて開催した
「木村周先生特別講義〜キャリア・カウンセリングのこれから」
には、20名以上の様々な立場の方々がご参集くださいました。
既にキャリアカウンセラーとしてご活躍の方や、派遣会社を
はじめ、福祉や教育など多様な分野で仕事をされている方々
など、初めての出会いにも恵まれました。
前半は先生が用紙してくださったレジュメから、これまでの
「進路指導」や「職業指導」に関する国の方針、また現在は
「キャリア・コンサルティング」と呼称を変えて資格制度を設け、
幅広い分野に「キャリア・ガイダンス」を浸透させようとしている
厚労省の政策について、先生の説明とともに、何点か問題提起が
ありました。
後半はそれに対する参加者の意見や感想を自由に語り合って
頂く形で進行しました。個別の様々な状況のなかで働く一人として、
その悩みや課題が活発に語られ、先生も熱心に聴き入りながら、
丁寧なコメントを返しておられました。
2時間ほどの短い時間でしたが、皆さんがそれぞれに個々の
課題を持ってその場に来ていらっしゃることが感じられ、
もう少し時間があればもっと多くの方にご発言頂けたのでは
ないかと思います。その点はちょっと残念ではありました。
しかし、長らく労働問題の中枢で活躍されている先生にお話を伺い、
幾らかでも参加者の間で意見交換ができたことは、意義深かったと
思います。参加者の感想には、「またこのような機会を設けて欲しい」
との要望も複数見受けられました。是非実現したいと思います。
(新地)