さくらびレポート82〜美術部@さくらなつかしプロジェクト「どんな展示にするのか?」

櫻ヶ岡中学校の中平です。さくらびの会場となる100番校舎は、夏休みに入り、ヒーターが取り外されるなど、いよいよ引越しの雰囲気になってきています。そんな中、「さくらなつかしプロジェクト」という企画を主催する美術部1,2年生は、実際に会場となる2年3組の教室で実験をしました。
 先日信濃教育会でお借りしてきた絵画と、写生大会の時に描いた絵を、会場にどう並べるのか?机上で考えていても進まないので、実際に現場で絵を並べて考えます。教室の中の椅子を全て廊下に出し、床の長さを計って、みんなで考えます。「奥に一番いい絵があるのがいい」「入り口にも絵を置こう」など意見が出ます。

時には、話し合いが煮詰まり、進まなくなります。1,2年生分け隔てなく意見を聞いていきます。

大まかな会場デザインが決定し、床に本番通りに絵を並べて行きます。ここまで来ると、全員の頭の中には、展示コンセプトと実際の展示の様子がイメージとして湧き出てきます。
「今までの部活の中で一番頭使いました!」と、2年生の女子部員。「美術館の学芸員さんの仕事に近いことをやったけど、本当はもっと思い絵や壁を移動させて大変なんだよ」と言うと、「でも、美術館には興味あります!」と笑顔でした。