子どもの「寂しいの」と言う気持ち〜

今日は 子育てコーチング講座を主催してくださるお母さんSさんと
お子さんも同席で 打ち合わせをしました。

幼稚園のN君は 私を見て興味を示しています。
言葉ではなく N君の態度から、伝わることは・・
(この人 どんな人だろう?
遊んでくれるかな?僕にとって 一緒にいても
大丈夫な人かな?)
笑顔で「こんにちは。」と小さなお土産を渡すと
ちょっとにっこりして
自分からハガキに絵を書いてくれました。

でも、待たされる時間が長くなると N君も飽きてきます。
「おかあさん、おしっこ。」を続けて2回。
「だって 僕がお漏らししたら お母さんも困るでしょう?」
そんなN君は ついにお母さんの膝の上に。
その時 N君はこんな事を言いました。
「いつも お母さんが勉強に出かけて行って
いないから 僕 さびしいの。」
自分の顔を お母さんにしっかり押し付けて
甘えながら N君は 言いました。

Sさんは N君の(ままとしての自分)の役割の他に
自分の人生を、愛と感謝の気持ちから 今、自分が貢献できることを
探しながら 勉強を重ねていて
出かけることも多い 最近でした。

私は 
「N君。今 さびしいのって 言ったね。
そうやって 自分の気持ちを言えるって
とても大事なことなんだよ。
N君は 寂しいのね。お母さんにも 聞こえたよ。」
と言いました。

自分が感じている気持ちを言えることは 大事だと思います。
2年前の気持ちを今 言われても
どうしてあげようもありません。
今だったら すぐに抱きしめてあげたり、
何か対応を考えてあげることが できますね。
それに、すぐに言葉で 受取ってあげることができます。
それだけで 人はずっと楽な気持ちになります。

N君のように 今の気もちを言えるように育てたい と思ったら
お母さんが 見本を見せてあげると 自然に身についていきます。

「お母さんね、今 N君が待っていてくれて とっても嬉しいよ。
お母さんこそ いつも 待たせてしまって ごめんね。」
と言ったり ほかにも
「暗くなってきて ちょっと怖いな〜。」
「帰りが遅いと お母さんは心配になってくるの〜。」
「お母さんも あした早く起きれるか ちょっと不安だな〜。」
「あしたの参観日は おかあさんも どきどきするわ。」
「夕焼けが とっても綺麗!」
「風が涼しくて 気持ちいいな〜。」
「いつも怒っているけど お母さんは あなたが大好きよ。」
何でも 感じたことを お母さんが お子さんに 話してみましょう。
まだ、話ができない年齢でも・・。ぜひ。

いつも 自分の、そして 子どもの「今」の気持ちの言葉を大切にしてみませんか?
いつも 気持ちに耳を傾けて どうぞ お子さんを まるごと受取ってあげてくださいね。