墨堤と墨田区東向島の大和湯

江戸時代、隅田川の堤防に桜を植えたという起源の墨堤を歩いてみました。子育て地蔵と白髭神社の間に、現代の墨堤通り東側に沿って緩やかにカーブする通りが、かつての堤のイメージをわずかに残しており、大和湯の前からも白髭神社あたりの堤の緑が見えます。近くには地蔵坂の商店街もありますが、全体に静かな印象です。4の日の縁日を知らせる旗が立っていますので、その日には賑わうのでしょうか。

近くにとてもおいしい草餅のお店があります。店内には川の土手に面して立つ大正時代のお店の絵があり、墨堤の桜と神社を訪れる人で賑わった昔日が偲ばれます。

大和湯は、古い建物ですが、内装はタイルになっていて、新旧が混ざった違和感をちょっと感じます。男湯の方は私が本日一人目ではないかという雰囲気、すでに開店して1時間以上たっていて、ちょっと心配になりました。私があがった後、ようやく次のお客さんが来られたのですが、商店街でもなく、駅からも離れた住宅街の銭湯、しかたないでしょうか。一方女湯からは賑やかなおしゃべりが響いていて、ほっと安心です。

大和湯 墨田区東向島3−14−16 16:00〜24:30 定休日 木曜 東武の曳舟か東向島から