宮城県南部での企画、転載します。
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アート屋台プロジェクトin仙南2009のご案内
日ごとに秋めく頃ですが、皆様方にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
今年度の私達のプロジェクトについてご案内させていただきます。
私たちアート屋台は「人々をつなぐ新しい仕組み」として小規模ながら活動しております。昨年の「駅前大野点」に引き続く二年目となる今年は、新たに京都在住の美術家である小山田徹氏を招き、新たな視点から地域と接点を探り出していく試みとなりました。より実験的な内容を濃くしており、試行錯誤の中で現在進行しているプロジェクトでもあります。
これも全国的なアートイベントの祭典である「アサヒ・アート・フェスティバル」（アサヒビール芸術振興財団助成）への参加を機に全国的な潮流に触れ、あるいは地元自治体である大河原町のまちづくり助成あるは仙南芸術文化センターからの温かな支援により、初めて試みが可能となりました。
今回は「おでんおじさん」という極めて地域限定的かつ個人的な記憶を採集して、ひとつの屋台に結晶化させるプロジェクトです。かつて地域をつないでいた「無名の屋台」のイメージを辿ることで、日常に息づく物語の再生と、地域と人々の思いを紡いでいく掛け橋をアーティストと作り上げる試みとなります。
これは、プレ企画で取り上げるダムタイプ「S/N」の世界で起こったHIV感染という個人的な事件が、「アート」の力により、触れた人々にとって新しい体験と共感を得られる、ということに通じており、人と人の距離が遠のく現代においては何らかの価値あることと考えています。
と申しましても、まだまだ弱小かつ経験浅い私達ですので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
最後になりましたが、時節柄、ご自愛ください。
アート屋台プロジェクト実行委員会
代表 海子 揮一
■プレ企画 上映会＆ディスカッション、街歩き
「ダムタイプ［S/N］上映会＆ディスカッション」
［日時］2009年9月18日（金）19:30~
［場所］えずこホール（仙南芸術文化センター）会議室にて
［入場料］無料
「おでん屋台の記憶をめぐるフィールドワーク」
［日時］9月19日（土）、20日（日）15：00〜日没まで
［集合］JR大河原駅前広場（雨天時：オーガ1F）
［参加費］無料
■メイン企画
「幻想おでん屋台プロジェクト（試走会）」
［日時］10月24日（土）、25日（日）
［場所］ＪＲ大河原駅前広場、甲子公園など
プレ企画のフィールドワークと、募集によって集めた「記憶」を材料に、アーティストと共に創作したおでん屋台を走行させ、発表する。
他に、「手作りこんにゃく屋台」「記憶の屋台」「ストーブカフェ屋台」などを予定。
※ 日程および内容を変更する場合があります。詳しくは公式ブログにて、最新の情報をご確認ください。
http://yatai2008.exblog.jp/