無事終わりました全国集会

9月5日、6日に松江市で全国集会を行いました。5日朝に京都駅を出発し、お昼に松江に到着。松江城のお堀沿いの八雲庵で出雲そばをいただき、食後は武家屋敷や小泉八雲記念館などを自由に散策。

小泉八雲について少しだけ…1850年にギリシャで生まれたパトリック・ラフカディオ・ハーンは1890(明治23)年に来日。1896(明治29)年に小泉セツと結婚し、日本人、小泉八雲となります。今では国際結婚もめずらしくなく、習慣の違いこそあれ不便なく暮らすことができると思いますが、当時の日本での生活は八雲にとってどのようなものだったのでしょう。日本の景色や人々は八雲にとって、とても興味を引くものだったと想像され、こっそり、のぞいてみたい気になります。

「テクノアークしまね」に移動し、NPO法人日本古民家研究会の取組を報告いただきました。松江市の古民家の現状やそれを活かす古民家情報や運営の仕組み、フランスへの民家移築のお話はとても興味深く、刺激になりました。夜は「縁の宿」で交流会。そこでも話しはつきません。…残念ながら女性はビジネスホテルで宿泊です。

2日めはそろって本庄の古民家を見学。田んぼのひろがる景色の良いところにトタンをかぶせた茅葺きの古民家がありました。その後は、松江城や堀沿いの改修されたお店などを自由行動で見学したので、あちこちめいっぱい派とじっくりゆっくり派と各自楽しんで見学できました。

来待石のはなし…島根県来待地区のみから産出される「来待石(きまちいし)」は擬灰質砂岩で窯で焼くことができるユニークな石です。玄関土間や棟瓦に使われていたりします。独特の暖かみをかもしだし、現代的な意匠にも合う照明なども創られています。

瓦も京都とは逆むきに葺かれていたり、棟瓦が石だったり…いろいろと地域性があり、おもしろいものです。昼食をはさみ、神魂神社、熊野大社へお参りしバスは京都へ向かいました。

古民家研究会のみなさま、松江市でお世話になった方々、ご参加いただいたみなさまありがとうございました。(…そして、わがままな参加者につきあってくださったバスの運転手さん、ありがとうございました)